順番に進めず、別々の仕事を同時にできる? 校正と画像案を並列に走らせ、合流で検査する【条件分岐】【並列処理】【合流】

「AIエージェントのループ&グラフエンジニアリング」第12回(第4章 グラフの設計)。第11回の一本道の設計図に「矢印を2本」足せば、AIの仕事も人の分担表のように同時に進められるのか。文書(LangGraph「Graph API overview」)は「1つの箱から矢印が2本出たら、行き先は全部、次の段で同時に動く」と書いています。そのとおりに動かすと、校正と素材案作成は同時に動いたのに、校正の結果が消えました。2つの箱が同じファイルに「読む→待つ→書く」で書き、あとに書いた側が先の分を消したからです。そこから、同時に動かす前に決める2つ(どこで分けるか・どこへ書くか)を順に決めます。条件付きの辺(State を見て行き先を返す関数。必要なときだけ分かれる。一覧を返せば並列)、fan-out の時系列と fan-in の合流(重複・欠落・矛盾の3つの検査)、衝突しない約束の整理表(並列の箱は自分のファイルにだけ書く・同じ項目を同時に書かない・結合するのは合流だけ)、そして文書の警告「条件のない辺と条件付きの辺を混ぜない」をわざと破ったら合流が別の段で2回動いた記録、fan-out/fan-in の比較図、止める設計の表(合流の検査で止まる条件を含む)までを見ます。実演は、第11回の実行機を借りて分岐・並列・合流を足した自作の小さなグラフ実行機(Python)で、架空の文化祭の行事案内に対して6場面を動かした記録です。箱の中身はダミーで、言語モデルは呼んでいません。LangGraph は入れておらず、製品の画面も使っていません。