AIに直させ続けたら終わらない? 戻る矢印に回数と出口を描く【循環エッジ】【リトライ】【フォールバック】

「AIエージェントのループ&グラフエンジニアリング」第14回(第4章 グラフの設計・最後の回)。エージェントの仕事の設計図に「直す箱へ戻る矢印」を足すと、うまくいかないときに同じ所を回り続けることがあります。この回は、グラフは戻り道を描ける、では無限に周回しない設計は? という問いに、循環エッジ(判定の結果で前の箱へ戻る矢印)・リトライ(直せる失敗だけやり直す)・フォールバック(失敗したときの代わりの道と終わり方)の3つで答えます。言葉は LangGraph の文書(Graph API overview・Workflows and agents・Persistence)に合わせました。架空の文化祭の案内文を作る設計図を、自作の小さな実行機で流した記録を見ます。戻り道の無い一本道では検査の不合格の先へ進めず、戻る矢印に State の試行回数(最大2)を付けると、2回目で合格して END へ進む場合と、2回とも不合格で「要相談」に着いて相談メモを残す場合に分かれます。回数の見張りを外すと、同じ入力で20段の実行ステップの上限まで回って打ち切られ、案内文も相談メモもできません(残るのは実行の記録だけです)。実行ステップの上限は最後の安全網で、ふだん止めるのは試行回数と出口です。さらに、表を取りに行く箱で模擬の障害(タイムアウト・仕様不足・権限エラー)を起こし、待って再試行・人へ確認・停止と、原因ごとに行き先を変えた記録を「失敗原因別ルーティング表」にまとめ、最後に完成した設計図と止める設計の表を置きます。