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祭神から引く神社

島の社を「どの神を祭るか」から引く索引です。『壱岐国神社誌』(1941 年)をもとに当方が書いた社ごとの解説から祭神を読み取り、39 柱の神に 109 社を並べ直しました。素盞鳴尊を祭る社、宗像の女神を祭る社、八幡の神を祭る社 ―― 島のどこに何が祭られてきたかが、ひとつづきに見えます。

この索引の読み方

神そのものの説明は、記紀などに広く知られた話をもとに当方が書いたものです。島のその社の由緒として『壱岐国神社誌』が書いていることではありません。社ごとの由緒は各社のページにあります。また本書が別の神号で呼ぶ社は、同じ神とみなして加えていません(本宮八幡神社の「聖母大神」「八幡大神」など)。

解説のある神(21 柱)

そのほかの神(18 柱)

ひと柱で書けることが少ない神は、ページを作らずここに並べています。

祭る社
湍津姫命
たぎつひめのみこと
7 社八坂神社⁠‍​​​​​​​‌​​‌‌‌​​​伊志呂神社⁠‍​​‌‌‌​‌‌​​‌‌​‌‌​田嶋神社⁠‍​‌‌​‌​​‌‌‌‌‌​‌‌​原島神社⁠‍‌​​‌​​‌​​‌‌​‌‌​​長島神社⁠‍‌​​‌‌​​‌‌‌‌​‌‌​‌大島神社⁠‍‌​​​​‌​​​​‌​​​​‌八皇子神社⁠‍‌​‌​‌​​‌​‌​​‌‌​​
宗像の三女神の一柱。島では市杵島姫命・田心姫命とそろえて祭られることがほとんどで、この神ひと柱を祭る社は無い。
事解男命
ことさかおのみこと
5 社山浦神社⁠‍​​​‌​​‌​​‌‌​‌​​​若宮神社⁠‍​‌‌‌‌​‌‌​​‌​​​‌​嶽山神社⁠‍​‌​​‌​‌‌‌​​‌‌‌​‌岳山神社⁠‍​‌‌‌​‌​‌​​​‌‌​​‌室神社⁠‍‌‌‌​‌​​‌​​‌‌​‌​‌
熊野の三神の一柱。伊弉冊尊・速玉男命とそろえて祭られ、この神ひと柱を祭る社は無い。
速玉男命
はやたまおのみこと
5 社山浦神社⁠‍​​​‌​​‌​​‌‌​‌​​​若宮神社⁠‍​‌‌‌‌​‌‌​​‌​​​‌​嶽山神社⁠‍​‌​​‌​‌‌‌​​‌‌‌​‌岳山神社⁠‍​‌‌‌​‌​‌​​​‌‌​​‌室神社⁠‍‌‌‌​‌​​‌​​‌‌​‌​‌
熊野の三神の一柱。伊弉冊尊・事解男命とそろえて祭られる。
田心姫命
たごりひめのみこと
5 社田嶋神社⁠‍​‌‌​‌​​‌‌‌‌‌​‌‌​原島神社⁠‍‌​​‌​​‌​​‌‌​‌‌​​長島神社⁠‍‌​​‌‌​​‌‌‌‌​‌‌​‌大島神社⁠‍‌​​​​‌​​​​‌​​​​‌八皇子神社⁠‍‌​‌​‌​​‌​‌​​‌‌​​
宗像の三女神の一柱。渡良の沖の島々の社と、湯岳の八皇子神社で祭られる。
奇稲田姫命
くしなだひめのみこと
4 社素佐之男神社⁠‍​​​‌​‌‌​‌​‌‌‌‌​‌覩上神社⁠‍‌‌​‌​‌​​‌​‌‌​‌​​天道神社⁠‍​​​‌​‌​​‌‌​‌‌‌‌​國津神社⁠‍​‌‌‌​‌‌‌‌‌‌‌‌‌​​
素盞鳴尊の妻。島では素盞鳴尊とあわせて祭る社と、父母である足名槌命・手名槌命とそろえて祭る社がある。
玉依姫命
たまよりひめのみこと
3 社大神宮神社⁠‍‌​​​‌‌​​‌​‌​‌​​​天手長比賣神社⁠‍‌‌​​‌‌​​‌‌​‌​​‌‌白沙八幡神社⁠‍​​‌‌​​​​‌‌​‌​​‌‌
海の神の系統の女神。石田の大神宮神社、名神大社の天手長比賣神社、白沙八幡神社が祭る。
経津主命
ふつぬしのみこと
3 社佐肆布都神社⁠‍‌‌‌‌‌‌​​‌‌‌‌‌‌‌‌金崎神社⁠‍​‌‌​​‌‌‌‌​​‌​​‌​加志神社⁠‍​‌‌​​‌‌​​‌‌​‌​​​
国譲りの談判にあたった武の神。島では武甕槌命と対で祭られる。
埴安神
はにやすのかみ
3 社小松原神社⁠‍​‌​​​‌​‌‌‌‌​​​​​神石神社⁠‍‌​‌‌​‌‌​‌​​​​‌‌‌龍淵神社⁠‍‌‌‌​​‌‌​‌‌‌‌‌‌​‌
土の神。小松原神社では山の神である大山祇命と、神石神社では大己貴神・素盞鳴尊とあわせて祭る。龍淵神社では埴安彦命と埴安姫命の二柱を竜王とあわせ祭る。
天穂日命
あめのほひのみこと
3 社若宮神社⁠‍​‌‌‌‌​‌‌​​‌​​​‌​天満神社⁠‍​​​​​​‌​​‌​​‌​‌‌八皇子神社⁠‍‌​‌​‌​​‌​‌​​‌‌​​
菅原氏が遠い祖と仰ぐ神で、天神を祭る社にしばしば並べて祭られる。
天鈿女命
あめのうずめのみこと
3 社椿山神社⁠‍​​​‌​‌​​​‌‌‌​‌‌‌津葉山神社⁠‍‌​‌​‌‌‌​‌​‌​​​‌​天手長男神社⁠‍​​‌‌​‌​‌‌​​​‌‌​​
天の岩戸の前で舞った女神。島では猿田彦命とあわせて峠や山道のそばの社に祭られ、一の宮の天手長男神社でも祭る。
蛭子命
ひるこのみこと
3 社乙宮神社⁠‍​‌‌​​​​‌‌‌​​​‌​‌事代主神社⁠‍‌‌​‌‌​‌‌​​​‌‌​‌‌蛭子神社⁠‍‌​‌​​​‌​​‌​​‌‌​​
えびすの神。浦の社で、漁と商いの神として祭られてきた。
豊玉姫命
とよたまひめのみこと
3 社石田天満神社⁠‍‌‌​​‌‌‌‌‌‌‌‌‌​‌‌石田神社⁠‍​​​‌​‌​‌‌​​‌​​‌‌天手長比賣神社⁠‍‌‌​​‌‌​​‌‌​‌​​‌‌
海の神の系統の女神。豊玉彦命とあわせて祭られることが多い。
罔象女命
みずはのめのみこと
3 社池神社⁠‍​​‌‌​‌​‌​​​​​‌​‌和多津美神社⁠‍​​‌​​‌​​‌​​‌‌‌​‌河原神社⁠‍​‌‌‌‌​​‌‌​​​‌‌‌‌
水の神。鯨伏の池神社、小崎浦の和多津美神社、半城の河原神社が祭る。
菊理姫命
くくりひめのみこと
2 社若宮神社⁠‍​‌‌‌‌​‌‌​​‌​​​‌​長峰天満神社⁠‍​​​‌‌​​​​​​​​‌​​
白山の女神。島では、明治と大正の合祀で祭神に加わった社に見える。
日本武尊
やまとたけるのみこと
2 社彌佐支刀神社⁠‍​‌‌‌​​​‌‌​‌‌​​​​若宮神社⁠‍​‌‌‌‌​‌‌​​‌​​​‌​
二十四座の彌佐支刀神社が祭り、世間では八剣大明神と呼ばれてきたと本書は記す。新城の若宮神社でも祭る。
彦火々出見尊
ひこほほでみのみこと
2 社見上神社⁠‍‌​​​​‌‌‌‌​‌‌‌​‌​天道神社⁠‍​​​‌​‌​​‌‌​‌‌‌‌​
二十四座の見上神社が祭る。黒崎の天道神社では、相殿に祭る。
栲幡千々姫命
たくはたちぢひめのみこと
2 社天手長比賣神社⁠‍‌‌​​‌‌​​‌‌​‌​​‌‌手長比賣神社⁠‍‌​‌​‌​​‌‌​​​‌​​‌
機織りの女神。名神大社の天手長比賣神社が中央に祭り、鯨伏の手長比賣神社でも祭る。
月夜見尊
つくよみのみこと
1 社月讀神社⁠‍‌‌‌‌‌‌‌​‌​​‌‌​‌‌
二十四座で名神大社とされた月讀神社が、中央に月夜見尊、左に月弓尊、右に月読尊を祭る。島でこの神を祭る社はここだけである。
出典: 『壱岐国神社誌』1941 年(国立国会図書館デジタルコレクション pid 1035221)(当方が現代語に起こした社ごとの解説から、人が読み取りました)

参拝の作法や御朱印の受付は社ごとに違い、無人の社もあります。行く前に各社のページの連絡先で確かめてください。

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